女のカースト社会を考える
女として生まれたからには、女社会特有のカーストからは逃れられない。スクールカースト下位に属していたわたしは、相変わらず社会に出ても最下位のままで、『格付けしあう』女社会を日々疎ましく思っている。
スクールカーストはわかりやすい。
彼氏がいる=上位、彼氏がいない=下位
地位とか名誉とか、あまり関係ない*1。
ところが社会に出てみるとそうはいかない。特に看護師や保育士といった、閉鎖的で保守的な*2組織では、もっと残酷なカーストが存在する。
たとえ正規社員だとしても、彼氏もいない女*3は、それだけでカーストは最下位。反対に、パートだろうと非正規だろうと、結婚して子どもを産んだ女は、最上位。それで勝ち。どんなに仕事ができなくても、彼氏さえいれば、それなりの地位を手にすることができる。
こんな社会って、おかしくない?
なんて思っても、(特に保育士のように)、相対的に評価できるようなものがない仕事では、結婚や子ども、彼氏の有無で地位が決まるのだ*4。
女は格付けしあって生きる生き物だ。そしてそのカーストは、彼氏とか旦那とか子どもとかで決まる。でもそれって、本人は何も評価対象になっていない。仕事の出来とか、正規職員とか、全く関係ない。
それって実は結構、悲しいことなのかもしれない。
ちなみに最下位から脱出するためには、彼氏ができればよいのだ。
でもそれもまた、残酷な話だ。